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食育と食の安全

この「食育と食の安全」というテーマにて、連載コラムを書いていきたいと思う。

第1回目 食育とは「ありがたみ①」

「知育」「体育」「徳育」が大事だということは、ずっと言われてきたが、この数年これに加えて「食育」という言葉が取り上げされるようになった。 「知育」が頭脳を鍛え、「体育」が肉体を鍛え、「徳育」は徳を身につけていくものだとするならば、この「食育」は文字通りでいけば「食」を育んでいくことをになる。

「食生活」を通して、私たちは何を次世代を担う子供たちに伝えて教えていかなければならないのか? 様々な意見があると思うが、私は主にこの3つだと思う。

①食べられることができる「ありがたみ」
②食事のマナー
③味覚を研ぎ澄ますこと

最近は、好き嫌いも多く、給食を残す子供が多いと聞く。しかもそれを恥ずかしいとか、申し訳ないことだという感覚が全くない。話を聞くと、「みんな残しているから」「美味しくなかったから」。そんな理由だ。

「世界には飢餓で苦しんでいる子供もたくさんいる」「一生懸命作ってくれた農家の人や給食のおばさんに申し訳ない」「全部食べないと大きくなれないよ」「残さず食べる人がカッコイイ。残すのはカッコ悪い」 こんな説明をして、子供に残さないように話をするが、なかなかうまくいかない。

で、食べ物のありがたみを分からせるには、どうすれば良いか、親は悩む。方法は色々とあるのかも知れないが、私は自分の子供にも、今年は実地体験をさせてみることにした。

つまり、生産者の苦労と喜びを分からせる為に、畑で野菜を作る。畑を耕す所、種蒔いて育て、毎日水やり等して、最終的に収穫するまで、土まみれになりながら実体験させる。そして、そんな自分で収穫した野菜を自分で調理させ、みんなに振る舞って食べてもらう。

今までも野菜を作ったことはあるが、子供は見ているだけで、あくまでも親が中心。それを子供が中心にしてやってみることにした。

まず、庭の一角に畑を作るスペースを決めて、硬い土を耕すことから始めた。もちろん子供たちも一緒に。そして、肥料と畑用の土を混ぜて、畝を作り寝かせた。

翌週、今度は種まきと苗植え。ネギ、ナス、枝豆、キュウリ、スイカ、ミニトマト。

やっぱり土いじりは、子供には楽しいみたいで、苗植えの時がかなり盛り上がっていたが、水やりはたまに。仕方ないので、声をかけて一緒に水やりもしていた。

そんな感じでも、野菜は結構たくましく育つもので、ネギ、枝豆、ミニトマトはうまくいった。特にミニトマトはスズナリって感じで、かなりの収穫量となった。スイカはうまくいかず、キュウリは1本だけ・・・。まぁ素人ではこんなものかな。

で、実際収穫した野菜たちをみんなで頂くことに。食育における効果があったかどうかは分からないが、実地体験できたことは良かったのではないかと思っている。

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